こども園のご案内

食育

豊橋旭こども園では、専門家の協力により、各クラスで食材作りや知識を楽しみながら学び、食の大切さを保護者へもお知らせなどによって伝えています。

現在の状況と食育を通しての期待

私たちの食生活は大きく変化しました。レトルト食品、スーパーやコンビニの総菜や弁当など簡単・便利な食べ物が溢れています。このような状況の中、「食」に関する正しい知識をもたない人々が増え、子ども達にも様々な問題が生じています。

朝食を食べない、うまく噛めない、偏食、食欲不振、食事マナーの乱れ、食体験の貧弱化・・・このような状況から①生活習慣病の低年齢化②若者の体力低下③すぐにキレる子どもが社会問題となり「食育基本法」が制定されました。この法律は子どもの教育、保育を行う者が食育の重要性を十分自覚し、積極的に食育に取り組みことを求めています。

子ども達が健全に成長できる食環境を自ら構築していけるよう食育の実施を計画しました。

食育イメージ
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食育の目的

神さまが創造された世界(自然)の中で、私たちが生かされていることを感謝する気持ち、もったいないという気持ちを育てる。

「食」に関する正しい知識と基本的な生活習慣を身につける。
正しい食事習慣・食事のマナー      <毎日の昼食時間>

  • 1.「いただきます」「ごちそうさま」の心
    私たちを育ててくださる神様や家族への感謝、食べ物を作ってくださる人への感謝の気持ちをそだてる。(食べ残すともったいないという気持ち)
  • 2.お箸・スプーン・フォークの正しい持ち方。
  • 3.食べる姿勢、背中を伸ばす、ひじを張ったりテーブルにつかないなど。
  • 4.前歯で噛みきる、奥歯でモグモグ50回よく噛む。又、ひと口の適量を覚える。
  • 5.みんなで楽しく食べる技術を身につける。
    口に食べ物を入れたまま話さない、走りまわらない。
    一緒に食べ始めて一緒に食べ終わる。(食べるのが早い子も遅い子も全体に合わせる事の大切さを学ぶ)
日本の伝統食(行事食やおふくろの味)を体験、継承する。
  • 1.園の調理室で週2回手作りする昼食による正しい味覚の発達。
    甘い、塩っぱい、酸っぱい、苦い、うまみ(だしの味)の5つの味がわかるようになる。
  • 2.ひじきの炒め煮、五目煮、いり鶏、きんぴら等の伝統的な日本食を体験し、料理名と一致するようになる。
  • 3.切り干し大根などの保存食を体験、実際に作ってみる。
  • 4.たたきごぼう等の季節の行事食を体験する。
自然を支配される神さまに感謝する気持ち、もったいないという気持ちを育てる。
<先生のお話、絵本、畑仕事等を通して保育中。>
  • 1.夏野菜やお米の栽培、収穫体験を通して育てて下さる神さまを知り、食べ物の命をいただいている事に気づかせる。
  • 2.食べ残しはもったいないという感覚を養う。
自分の健康を守る食べ物を選ぶ能力を身につける。
<先生のお話、絵本、畑仕事等を通して保育中。>
  • 1.食べ物の旬、採れる場所、栽培方法などを知る。
  • 2.正しい食べ物の選び方、旬の食べ物の意味を理解する。
    きゅうりやナスなど夏野菜は体を涼しく
    大根、ごぼう、里芋など冬においしい野菜は体を温めるなど。
  • 3.自分の体調をバナナうんちから知り、自分の選んだ食事が正しかったのか子どもと一緒に考える。
  • 4.お菓子とジュースだけで大きくなれるの?元気がでてくるの?
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食育のすすめ方

食育の取り組み 月1回(五感を使って食べ物と良しになる取組)
2020年度 ※年度により多少変更になる場合があります。

 ピーマンを切る、かつお節を削る
5月 お豆(青豆のごま和え)
(そら豆、いんげん豆、さやえんどう、スナップえんどう)
6月 梅ジュース作り
7月
9月 一口飲むとホッとするね!おみそ汁を作る
信州味噌(米麹味噌)赤味噌(豆麹味噌)
3種類だし、鰹だし、煮干しだし
11月 お米・おむすび
白米・玄米の食べくらべ
エプロンシアター 元気なまあくん
12月 おせち料理 日本の伝統を伝える。
たたきごぼうを作る
1月 すり鉢とすりこぎ棒でおもちをつく。
お腹のお薬、大根おろしを作る
2月 保存食を作る みそ作り
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お母様の声

★年長さんのお母様

野菜の苦手な我が子だったので「今日は食育か〜」と最初は嫌そうでしたが、少しずつ食べられるものが増えてきて自身につながっているようでした。

★年長さんのお母様

給食が大好きで「今日はおかわりしたよ!」といつも楽しみにしていました。
子どもの「おいしい」を聞きたくて園と同じ調味料にしました。白ダシや化学調味料で育った大人もダシの違いがきちんと分かるようになりました。

★年少さんのお母様

ご飯を食べている時にふと娘を見ると、こめかみに手を充てて数を数えて「たくさん噛まないとね〜」と教えてくれます。
今まで私が「たくさん噛んでね」と声をかけても少し噛んで飲み込むことがよくあったのですが、園でみんなと一緒に教わったことで身についたのだろうと思います。

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